神聖ローマ帝国皇帝カルロス5世。
16世紀ヨーロッパ、ルネサンス時代末期の誇り高き君主。
「日の没すること無き帝国」と呼ばれた広大な領土を持ちながら、
常に、領民に「顔の見える」中世的君主であろうとしたために、
のちに「旅する皇帝」と呼ばれるほど、長い移動を続けた彼。
キリスト教中心の社会が転換期を迎え、時代が国王絶対主義へ
移って行くなかで、なおも「教会の守護者」たる皇帝として、
宗教の力で世界を一つにまとめようとした「時代遅れ」の彼。
そんな「不器用な」彼の魅力に取り憑かれた管理人が、
その生涯、家族、周囲を取り巻く同時代の人々に光をあてる
一見壮大な、野望の実現を目指すブログです。