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皇帝カルロス!

16世紀ヨーロッパに君臨した神聖ローマ帝国皇帝カルロス5世ファンのブログ。

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当時のことは、当時の人が一番知っている。


「ネーデルラント旅日記」
アルブレヒト・デューラー著/前川誠郎訳
岩波文庫

1520〜1521年の約1年間、ドイツの画家デューラーがネーデルラント地方を
旅した際の日記。日記は日々の金銭のやり取りを詳細に残した出納簿からなっており、
16世紀の日常にわずかながら触れられるような気がして、とても面白いです。
なかでも、ルター逮捕のニュースを聞きつけた日の衝撃に満ちた一文は、当時の宗教
改革の火付け役がヨーロッパ(キリスト教)社会に巻き起こした熱狂と、その影響力
の大きさを窺い知ることができるものです。

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カール5世とハプスブルク帝国


「カール5世とハプスブルク帝国」
ジョゼフ・ペレ著/塚本哲也監修/遠藤ゆかり訳
創元社 「知の再発見」双書105

カルロス皇帝の生涯、治世を知る入門書。
「知の再発見」双書シリーズに特徴的な、豊富な図版を使っての解説が、
見ているだけでも楽しいです。
原題「Charles-Quint, Empereur des deux Mondes.」:
「シャルル・カン(フランスでのカルロスの呼び名)、2つの世界の皇帝」
が示すとおり、新世界(アメリカ)と旧世界(ヨーロッパ)を凌駕する、
「太陽の没することなき世界帝国」の統治者としてのカルロスの姿を紹介
しており、とくに彼の時代のアメリカ植民地政策にページが割かれている
のが、他の著作にない特長と言えるでしょう。

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